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クリソタイル比較画像詳細

 

ルーペ倍率比較

アスベストの繊維束を見分けます。100μ(ミクロン):0.1mm(ミリ)の束になっていて、500本くらいに分かれます。この画像はクリソタイルです。へき開の状況:縦に裂けます。ロックウールやガラスウールはへき開(結晶構造により同じ形状に分かれる)が無くて、不定形に分裂します。

また、熱処理を行いますがこれは、クリソタイルは約1500度C、アモサイト、クロシドライトは約1000度Cで溶けます。ロックウールは約600度C、グラスウールは約500度Cで溶けるため、1000度C以下で熱処理し溶けるものはアスベストではありません。(判別なので non asbestos like:みなしアスベスト非含有となります)

熱処理(1000度C以下小時間:アスベスト束100μがほうき形状を保ち形状変化しない状況処理)

確認に使用するルーペ

 

クリソタイル50倍

クリソタイル 50倍

クリソタイル100倍

クリソタイル 100倍

クリソタイル200倍

クリソタイル 200倍

クリソタイル300倍

クリソタイル 300倍

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熱処理前・後比較

1,000℃くらいまで数秒間加熱処理して繊維束の有無を確認します。ガラスウールは通常500℃、ロックウールは700℃で熔けてガラス状の塊になります。

加熱処理は、1,300℃の携帯用ガスバーナー、赤外線ヒーター、熱風ヒーターなどを用います。晴天日であれば、レンズによる太陽光焦点加熱でも可能です。

作業安全は防護具(呼吸器、メガネ、手袋、靴カバー、HEPAフイルター付き真空掃除機)が必要です。グローブバッグ、グローブボックスでのデジタル顕微鏡作業がより安全です。

クリソタイル熱処理前50倍

クリソタイル熱処理前 50倍

クリソタイル熱処理後50倍

クリソタイル熱処理後 50倍

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電子顕微鏡・光学顕微鏡比較

光学顕微鏡(デジタル顕微鏡)と電子顕微鏡(SEM)の比較画像を観てください。光学顕微鏡(右)は電子顕微鏡(左)に比べて遜色無く繊維束が良く見えています。電子顕微鏡は色は見えません(白黒)。光学顕微鏡はカラーで、LEDの高輝度照明により、焦点深度が深くなり鮮明に見えるようになりました。

その上、コンピュータグラフックで共焦点画像(遠近数十枚の焦点:ピントを合成した合成画像)で立体画像が可能になり、色の識別出来ない電子顕微鏡(SEM)よりアスベスト判別については値段も安く、軽量な光学(デジタル)顕微鏡が優位になってきていると思います。

検鏡装置 演算モニタアッセンブリー

 

クリソタイル電子顕微鏡200倍

クリソタイル電子顕微鏡 200倍

クリソタイル光学顕微鏡200倍

クリソタイル光学顕微鏡 200倍

クリソタイル光学顕微鏡500倍

クリソタイル電子顕微鏡 500倍

クリソタイル光学顕微鏡500倍

クリソタイル光学顕微鏡 500倍

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X線回折

X線回折は公定法のアスベスト分析で用いられています。今回のアスベスト簡易判別方法は、公定法、とそれに準じたアスベスト分析でアスベストの含有、非含有の確認した検体を用いています。上部はクリソタイルサンプル(100%)下部は吹き付け材(クリソタイル10%含有) X線解析